ハイブリッド車に乗り換え、一ヶ月が経って

 日産テイアナ、トヨタ・ハリアー、クラウン・アスリートと乗り換えて来ましたが、自分の年齢を考えるなら、いよいよ次の車が最後の車になるのであろうからと、考えに考えて選んだのが、「カムリ・ハイブリッド」2.5L(トヨタ)でした。
この車を選んだのは先ずは時代のCO2削減の流れに沿っての燃費の良さでした。勿論EV(電気)自動車には敵いませんが、しかし長距離を車で旅行するならやはり今はEV(充電型)ではなくHVでしょう。そして車の室内の広さ(幅1.82米 長さ4.82米)が絶対で、後は発注仕様のバリエーション(オプションの幅)の広さでした。しかも用意された塗装色に個性的なものが多かったのも気に入りました。


 それまで乗っていたクラウンは3年リース車でしたが、35000キロ乗ったところで契約満了しトヨタに返却しました。その時のメーターを見れば、購入時から返却時までの平均燃費がリッター10.6キロだったので、販売店さんからは私のエコ運転を随分お誉めいただきました。私は仕事の車としては、アイストップ車のリッター21キロを出す小型の日産マーチに乗っています。めったにGスタンドに行く必要がなく、忙しい私はそれが気にいっていたものですから、できればゆったり乗れる大型セダンで、リッター20キロ以上出せる車に乗りたいと以前から思っていました。


 トヨタのハイブリッド車の「プリウス」は改良に改良を加えられ、その燃費の伸びは驚嘆すべきレベルに達しているのはよく知っておりました。しかし同じ会社が作る一般の大型車はハイブリッドでありながら、プリウスとは比較にならない程、燃費が良くないと聞いておりました。そこに昨秋トヨタから10モード燃費26キロの大型セダンのハイブリッド車が出たことを知りました。ただしその「カムリ・ハイブリッド」は、性能に比べて値段が割安だからなのか、発注から納車まで140日という人気車でした。そこでクラウンの契約終了時期に納車予定日を合わせ、私は昨秋10月に発注していたのでした。


 今納車から一ヶ月が過ぎ、ようやく平均(給油から給油までの)燃費がリッター20キロを超えました。実際に乗ってみて、この車の燃費を上げるには、旧来の一般車とは運転方法を変えなければならないし、又「プリウス」とも、そのシステムが微妙に違うようなので、私は試行錯誤で自分なりのエコ運転技術を身につけることになりました。その一端を言うなら、エンジンの回転数の抑制を最優先させ、走行速度は為にバラ付いても我慢すること、ブレーキで減速する時、できるだけ発電機に動力が繋がる時間を引き延ばすこと、一般道では50キロ前後に速度を抑え、できる限りモーターを使って走ること等々です。