今年は辰年、天に昇る龍の如く変化の年に

  

「われらここに新しき日を迎(むか)う。感謝すべきかな。われ神に感謝し奉り、さらに天地一切のものに感謝し奉る。覚めている間も、眠っている間も、一分一秒といえども、神の護りなくしては 私たちは 生きていられなかったはずである。日光は、空気は、水は、食物は、すべて神より来たり、私たちを養い給うたのであり、これからも常に養い給うのである。新しき年を迎うるにあたり、過去の御護(みまも)りの篤(あつ)からんことを希(こいねが)い奉り、神の御恩に報い奉らんがために、神から与えられたる使命に誠心をつくして邁進(まいしん)せんことを誓い奉る。」
(生長の家 聖経真理の吟唱「新生に感謝する祈り」から)

 静かに平成二十四年、西暦二千十二年、壬辰の年が明けました。すると私たちは挨拶する度に、今年は・・・、今年こそは・・・、と年が代わったことを強調いたします。しかしそれはカレンダーの上でのことであって、時は連続して流れています。しかし自分を含め、様々な人々の思いや、行いが、原因となって、何かの縁に触れ、新たな結果となって現れて参りますから、そういう意味では、年が代わるとたちどころに何かが変わる訳でなくても、過去の人々の思いや行為が原因となって結果を創り、その結果がまた原因となって次の結果を生むように、時代は刻々と移り変わって行くのです。

 さて元旦は、美原ロイヤルの管理棟に待機せねばならず、私にとって年末年始の休みは二日からの僅か三日間でしたが、その間に桜井市の大神(みわ 三輪)神社を参拝しようと車で出かけ、大鳥居まで後一キロに迫って大渋滞、全く車は動かなくなり、参拝を諦めてUターンしてしまいました。そして十一日水曜日は霊園管理棟休館日だったので、朝から車で桜井に出かけ、今度こそ大神神社に参拝して来ました。私は拝殿の前で手を合わせながら、今年がどのような年になるのかは、今日までの心掛けや行いによって、殆どのシナリオが出来てしまっているのだから、今更何を祈願しても手遅れだ、すべては神様の善きように計らい給え、と祈りました。

 その夕方、五時から松原商工会議所のビルで、今年初めてのライオンズクラブの例会が開催され、その後六時から、同ビル二階のホールにて、松原三クラブ(松原ロータリークラブ、松原中ロータリークラブ、松原ライオンズクラブ)の新年名刺交換会が開催されました。松原市の沢井市長、地元選出の国会議員、府会議員、商工会議所会頭など来賓も出席されました。壇上で挨拶される政治家の先生方は、世界の主立った国の元首が入れ替わるからとか、あるいは復興資金が循環し、景気が良くなるからだとか、大阪維新会が躍進し、大阪からこの国の形を変えるからとか、理由は様々でしたが、異口同音、今年は天に昇る龍のごとく時代が変化する年になると予言されていました。