ライオンズ国際大会に参加して

  

 6月の最終の日曜日を挟んで、ライオンズクラブ国際協会の年度末(ライオンズクラブの事業年度は7月から翌年6月迄、トップから末端組織まで年度末にて総ての役員が交代する。)の大会が韓国釜山でありましたので、私は松原ライオンズの一行と共に合わせて12名で24日日曜から閉会式があった26日火曜日まで参加して参りました。私の松原ライオンズでの幹事のお役が終わって、いよいよ交代できる最後の6月に、国際大会にメンバーを随行する仕事が待っていたのは結構大変でした。


 松原ライオンズから国際大会に12名も参加するなんてことは滅多にありません。なぜそんなことが起こったのか、理由は二つあります。一つは国際大会がたまたまお隣の韓国で開催されたこと。もう一つはクラブ内の特殊な事情によって。我が国はライオンズクラブ国際協会によって35の地区に分けられ、松原ライオンズは大阪、和歌山地区(335B)に所属しています。地区の長はガバナーと称しますが、次年度の335B地区ガバナーに選任された方が、松原ライオンズの親クラブである八尾ライオンズのメンバーであったからでした。ですから例えば大阪和歌山地区からも数百名というメンバーが参加しましたが、やはり新ガバナーのお膝元である南大阪東部地域(12リージョンと呼ぶ)にあるクラブメンバーがその何割も占めるくらい多かったです。


 私にとって釜山は珍しい街ではありませんが、それでも前回夫婦で釜山、慶州、ソウルと観光に訪れたのは2005年でしたから、それから早7年の月日が流れ、その間の釜山市の発展振りには正直驚かせられました。金海(キムヘ)空港に着陸する時の飛行機の窓から見える風景と、関空に着陸する時の風景を比較すれば一目瞭然、大阪の方が今は遙かに田舎です。上海も釜山もどんどん発展して行くのに、どうして我が国だけ時計が止まっているのでしょう。経済の事情は世界各国大同小異でも、こと政治となると日本はあまりにも処理速度が遅いのではないでしょうか。


 さて昨年の7月から今年6月まで国際会長を務められたのは香港の方でしたが、世界に百万人いるライオンズのメンバーに、喫緊の課題であるCO2削減の為、メンバー一人が一本の植樹をしよう、と世界で100万本の植樹運動を提唱されました。結果、なんとこの一年間の世界のライオンズが植樹した植栽の本数は1000万本にもなりました。ライオンズも親睦の飲み会が好きですが、「乾杯!」と言うとき、「We Serve!(私達は奉仕する!)」と言うのには注目です。今回は二泊三日の旅でしたが、例に漏れず、最初の晩は335B地区の晩餐会が行われ、次の晩はその中の12リージョン12クラブだけで晩餐会をいたしました。晩餐会からホテルに戻ってもまだ寝ないで、今度は松原ライオンズだけで日本酒のある居酒屋に飲みにでかけました。ですから夜は韓国にいる雰囲気ではなく、まるで日本の大阪にいるような感覚でした。