栄える会吹田支部例会に参加して

 2月23日水曜日の夜、茨木市民会館の会議室で行われた、大阪の栄える会(谷口雅春先生の「生命の実相」哲学を学ぶ産業人の集まり)吹田支部の例会に参加し、そこで1時間20分、私がお話しをさせていただきました。私を含め10名の方が参加下さいました。最初の40分は栄える会らしく「霊性の目覚めと企業経営」と題して、「生命の実相」哲学を企業経営に如何に活かすか? 富を得る為の幾つかの法則についてお話しをさせていただきました。後半は今月のテーマとして定められた「国を想い、国を愛す」に関連して、つい最近のブログでお話ししました我が国の生い立ちと、日本人の「和」の精神、天皇国日本の「御中(みなか)」の精神の誕生についてお話しいたしました。

 先ず例会で申し上げましたのは、産業人が集まって、互いが自分の経営の問題点をさらけ出し、改善策を共に学ぶ会というのはいくらもありますが、「生長の家栄える会」だけが、精神の奥底の働きや内省の心(それらが「霊性」であり、「宗教」である)によって、現象の奥にある完全円満なる神の実相を直覚的に引き出し、「真理」によって根本的に解決しようとする会であることを改めて認識していただきたいと言うことでした。しかし残念ながら、宗教色の無い団体や、宗教色が薄められた団体に人が多く集まっているのは事実であります。

 どうやら昨今の世間の人は、宗教で自分の問題を解決するのは最後の最後に、とお考えのようです。宗教で病気が治ったり、事業が奇跡的に再興されるのをその目で見ても、素直にその事実を受け入れないようであります。極度に発展した自然科学によって唯物論に洗脳されてしまったのかもしれません。私は人生の諸問題をどこかの宗教団体に入って、神や佛を拝みながら解決しなさいなどと唐突なことを言おうとするものではありません。ただ私の人生を振り返れば、1977年頃から93年頃までの16年間もの長い間、思い出すのも辛いくらい、私の人生は暗いものでした。

 今から考えますとその期間というのは、私が、明るさ、博愛、善、正義、倫理の根源である「神」から自らの意思で遠のいていた時代と重なるのです。私はその間、自分と自分に繋がる者たちだけの幸福の為に、がつがつ遮二無二働いておりました。今にして思えば、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に登場するカンダタ、自分だけが血の池地獄から助かりたく、せっかく仏様が下さった極楽行きのチャンスを不意にしたカンダタが私でありました。私は、自分が変われば世界が変わると説く「生命の実相」の教えに救われました。だから霊園経営者として日々の業務にあるときも、いつも神の御心を思うことにしているのです。

(吹田支部例会の画像は当日支部長の橋本氏が撮影されたもの)