永代供養墓の流行(3)

 美原ロイヤルの第二霊園、美原東ロイヤルメモリアルパークでは,集合型の永代供養墓が好評の内に申込みが多数寄せられていることは既に申し上げましたが、次にいよいよその後ろにある古代ローマ型の神殿の建物を、期限付き納骨堂型の合葬永代供養墓としてその使用の申込みを受け付けることとなりました。名付けて合葬永代供養墓、絆(きずな)。納骨堂にご遺骨を神殿内にて三年間お預かりする料金を加えて申込み料金にすることにしました。三年以内なら遺骨を返却し、お墓に入れることもできるのです。

 勿論、供養の行事は、元々神殿に向けて永代供養墓の供養行事を仏教三宗派のご住職に彼岸とお盆の年三回、代わる代わる読経供養をお願いしていますから、ご住職等に式典の中で読み上げていただく表曰(ひょうはく)に、新たに絆の埋葬者供養を付け加えていただくことにいたしました。そのようにその後のコストが霊園側にも出来る限りかからぬようにすることで、この「絆」という合葬永代供養墓は、使用者並びにご遺族にご負担を可能な限りかけないものにすることができました。遺骨を三年間、神殿内の納骨堂にお預かりし、故人様のお名前と生年月日並びに昇天年月日を記載するステンレス製の墓誌を神殿前面の壁に付けられた赤と黒の御影石に貼り付けまして8万円という使用料にいたしました。

 今のところはまだ「絆」より、集合型永代供養墓の使用申込みの方が多いようであります。しかし集合型永代供養墓には数に限りがありますので、それが完売になれば、当霊園といたしましては、永代供養墓と言えば、合葬型の永代供養墓しかないことになりますし、将来的には何が何でもお墓に入りたい、という気持ちから、「千の風になって」の歌の様に死んでもずっとお墓の中にいる訳ではない、という思う風潮が拡がるとともに、次第に世の中の人の、合葬墓に入る抵抗感が薄れて行くのではないか、と考えています。

 どうしても集合型のお墓に入りたいという方の為に、今度は美原東ロイヤルの神殿の南隣に大きな墓地区画を一つ壊して、それぞれの納骨室に二体ずつ遺骨が納められる「永代供養夫婦墓」として、ひな壇型の集合墓を造りました。勿論、大阪府に区画数の変更届けを出して、ご了解を得ました。これは今の神殿の前の集合型永代供養墓が、全部使用者の決まった後、即ち来春に新たに使用者を募集しようと考えています。