春の彼岸のペット合同供養

  

 春のお彼岸が始まる3月17日日曜日、堺市美原区小平尾の民営霊園、美原ロイヤルメモリアルパーク、ウエストゾーンの駐車場に出来た、ペット合同供養墓「愛」に埋葬される約380体のペットの霊供養の法要が、松原市の高野山真言宗、法願寺の住職に導師を務めていただいて厳粛な雰囲気の中で滞りなく行われました。天候にも恵まれ、それまで長く寒かった気温も一度に暖かくなり、大勢の参列者に恵まれての式典となりました。


 霊園提携先、丸長石材様の傘下で、ペットの火葬や納骨堂を営む平野動物霊園様から、納骨の契約期限を満了した遺骨を埋葬するペットの合葬墓を造ってほしいと依頼があったのは、一昨年の秋。大阪市内から近い埋葬場所がなかなか無いようで、もしも市内から半時間の美原ロイヤルに造れば、何時でもお参りができて喜ばれるだろうとの話でした。そこで早速関連会社(株)関西メモワールの中にペット葬祭部を新設し、霊園から土地の一部を借りる形で、家族の一員のペットの冥福を、石塔で人が両手を伸ばして合掌する直前の姿を表現した、ペット合同墓「愛」を完成したのがその年の12月でした。以来、平野動物霊園様からの紹介客様が持ち込まれる焼骨と、関西メモワールが直接受け賜った焼骨を合同供養墓「愛」に埋葬して参りました。


 このような事業をすることになった関西メモワール、ペット葬祭部では、ただ墓参が近くて便利だというだけでなく、何かもっと墓参客様に喜んでいただける付加価値を付けたいと考え、昇天したペットちゃんへの飼い主様からの愛と感謝のメッセージをお墓の近くで金属のプレートにして何時までも残してあげたいと思いつきました。すると広告PRを担当するライズ広告社様の担当のアイデアで、そのプレートにペットちゃんの生前の写真を焼き付けたらもっと喜ばれるのでは、とのアイデアをいただき、今のカラー写真付きのステンレス製メモリアル・プレートになったのでした。その制作には最初のアイデアを出されたライズ広告社様を通しています。

 お客様が亡くなったペットちゃんに生前どんなに深い愛情を注がれていたのかは、発注下さったメモリアル・プレートを見れば一目瞭然です。せっかく作る記念のプレートですから、私たちに遠慮することなく、納得行くまで原稿の校正を何度でもやり直していただきたいと思います。このプレートを何度も何度も原稿を修正することで、お客様との共同事業になり、そのことが私たちのお客様との思い出をも積み重ねて参ります。今年の春期彼岸の法要に参列して下さったお客様の殆どが、実はプレートを発注いただいたお客様であることも分かっています。私たちは今回の法要に向けて花立てを増設しました。しかしそれでも足らなくなるだろうと、来月更に花立てを増設します。長いお付き合いになります。どうぞペット合同供養墓「愛」を宜しくお願いします。