両霊園施主宗教法人の決算を終えて

 今年3月31日が年度末である美原ロイヤルメモリアルパークと美原東ロイヤルメモリアルパークの霊園施主である宗教法人宙畍教(ちゅうかいきょう)の平成24年度決算を終え、5月11日にはその承認をいただく責任役員会議が開催され、その議決を総代会へ報告の後、監督官庁への報告並びに税務署への納税申告や消費税、法人税の納税も滞りなく終了いたしました。平成24年度は美原東ロイヤルメモリアルパークの管理棟の建設が行われましたので、丁度一年間に入って来た墓地代の殆どの資金がそれに使われた形となりました。


 昨年夏に新しく建った美原東の管理棟はその後、宗教法人の監督官庁である府の学事私学課様から宗教法人の第二事務所と認められましたので、屋内にて霊園施主の各種宗教行事や埋葬者の法要供養などの宗教行事が行える建物としての使用が公認されることになりました。よって美原東ロイヤルメモリアルパークの霊園管理事務所は全館が宗教施設となって、その取得原価は宗教法人の基本財産の中に計上されることになり、それに伴う基本財産の純増分(建物の増分から墓地原価、固定預金の減分を差引した額)に合わせて基本金も同額繰入れ増資すべきために、これまで積んできた繰越剰余金を潰して基本金を約3千万円増額いたしました。


 墓地の使用率は美原ロイヤルでは霊園の墓地販売限界点と言われる80%を遙かに超え、美原東でも70%を超え、80%に迫っておりますので、そろそろ秋くらいに美原東の拡張を考えなければならなくなりました。とは言うものの、隣地の地主様が果たして土地を売って下さるのかどうか、も分からず、不動産屋さんを通じて地主様のご意思を確認することになりました。すると有り難いことに隣地約800坪の売買契約の話がとんとん拍子に進みまして、前月末に受渡が完了いたしました。こちらの開発申請は造成工事に向けて充分な資金の準備ができて尚かつ現在の墓地の80%以上が使用される時点を見定めて行うつもりです。


 この拡張申請は羽曳野市の環境衛生課に提出する訳ですが、同時に羽曳野市の開発の許可もいただかなければなりません。許可がいただければ美原ロイヤルが2100坪、美原東が1900坪、合わせて4000坪の霊園になる訳でございます。それと同時に時代の進展に合わせて、これからの消費者の需要の変化に伴う霊園の在り方を考えなければなりません。私の頭の中に二つの新しいアイデアがあって、これを墓地拡張時に合わせて実行するつもりです。一つはあまり関西には無いが、関東には普及しているものです。もう一つは、これまで全国どこの霊園を見回しても無かった、お墓の購入方法をがらっと変えた新しいお墓です。