2019年4月2日 / 最終更新日 : 2019年4月4日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その14 (四ツ橋筋から見る現在の道頓堀川、湊町船着き場付近。右側はレストランやバーが並ぶ) バブル景気がもたらしたのは不動産の高騰だけではなかった。不動産は既に高止まり状態だったが、株価は平成元年になっても上がり続 […]
2019年3月30日 / 最終更新日 : 2019年4月2日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その13 (現在の御堂筋本町にあるセントレジース・ホテル大阪。嘗てはここに商社のイトマン(伊藤萬株式会社)の本社ビルがあった。平成二年五月、日経新聞の報道で、同社の不動産投資による借入金が一兆二千億円に及んだことが明らかにされたこ […]
2019年3月23日 / 最終更新日 : 2019年3月23日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その12 (現在の御堂筋心斎橋、ホテル日航大阪付近。筆者の元の会社は、このホテルから西に向かって徒歩五分の位置にあった。バブル期にホテル南側の量販店ダイエーが創った商業施設「OPA(オーパ)」は、ダイエー消滅後、イオングループに属 […]
2019年3月18日 / 最終更新日 : 2019年3月19日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その11 (現在の心斎橋付近。この交差点から御堂筋に沿って南の周防町まで、お洒落なブランドメーカーのショップが数多く並ぶ) 座る人の無い机ばかりが並ぶ、百平方メートルある事務所の中、僅か四名が、四ツ橋筋側の端にある俊 […]
2019年3月14日 / 最終更新日 : 2019年3月14日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その10 (筆者の前の会社があった四ツ橋筋の道頓堀川南岸にある、なんばHATCH。観客が立ったまま踊ったりもして鑑賞できるように造られた、ロックやヒップホップ専門のコンサート会場。バブル期に計画され、筆者が大阪市内を […]
2019年3月7日 / 最終更新日 : 2019年3月7日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その9 (筆者の前の会社が大阪市西区の四ツ橋に本拠を置く前、淀屋橋ビルの賃借権を英会話学校に譲って難波の御堂筋に面して新築になった生保のビルに移転していた。フロア借りして、半分は訪販部門の西日本本部難波店が入ってい […]
2019年3月4日 / 最終更新日 : 2019年3月4日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その8 (筆者が大学を卒業し、三年間働いた伊藤忠商事が入っていた御堂筋北久太郎町のビル。伊藤忠が大阪万博に合わせ、南御堂からこの地の地上権を得て、十三階建てのツインビルを建てた。自らは堺筋本町から移転して南棟に入り […]
2019年2月25日 / 最終更新日 : 2019年2月28日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その7 (現在のクリスタ長堀地下街の心斎橋付近。中央の天窓は長堀通りの中央分離帯。) 二月二十三日木曜日、大葬の礼の日の前日、岩出富太郎は昇天する。龍平は仰天して、先に実家に帰っていた智代が待つ下総中山に急いだ。 […]
2019年2月24日 / 最終更新日 : 2019年2月24日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その6 (筆者の前の会社があった大阪市西区北堀江付近) 「それを聞いて安心や。兄貴はそれで在日外国人嫌いになったかと思っただけ。それよりも」と徳山は慌てて話題を変えようとする。 「どうしてそんなことを。誰か友人が在 […]
2019年2月21日 / 最終更新日 : 2019年2月21日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その5 (筆者の前の会社があった大阪市西区北堀江付近。四ツ橋筋は近年おしゃれな街になった) 龍平と大村が台湾から羽毛を輸入する商談をしていた平成元年一月、なみはや銀行東京支店長から大阪市西区の浪銀ファイナンスの社長になった秦田が […]