2018年7月26日 / 最終更新日 : 2018年7月27日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その12 (現在のJR浜松町駅付近。嘗てこのビル群の中に高級寝装品SEMARのネオン広告を付けた五階建ての浜松町ビルがあった。) 大阪から野須川寝具産業の俊平社長が全役員を引き連れ、全国からカシオペア販社の代表者全員がやって来る、 […]
2018年7月23日 / 最終更新日 : 2018年7月26日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪) その11 (昭和五十三年九月、新居の目黒区自由が丘のマンションにて、娘は満一歳。) 池上の進言に沿って銀座への本部移転を進められる中、池上は龍平にも、山の手の高級住宅地への自宅転居を進言した。それは確かに龍平の夢であったが、今直ぐ […]
2018年7月19日 / 最終更新日 : 2018年7月22日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その10 (昭和五十三年八月、筆者は僅か二日間だが、仕事を休んで夫婦で東北を旅行した。平泉の毛越寺の庭園にて) 中川らのクーデターの企てが未遂に終わった社員旅行から、早くも二か月の月日が流れた。 カシオペア南関東販社の左遷組、中川 […]
2018年7月14日 / 最終更新日 : 2018年7月22日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その9 (筆者の前の会社の訪販事業部東京販社の千葉店。東金街道に面した高層マンションの一階を改装した。昭和五十三年夏撮影) 「君が結婚した時だ、カシオペア事業立ち上げの準備をしながら、財務部に籍を置いていた龍平君だが、彼の部下で […]
2018年7月12日 / 最終更新日 : 2018年7月15日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その8 (現在の東武東上線大山駅) 出店の話が一段落したのを見計らい、池上は腕時計を見ながら智代に神妙に頭を下げ、小面原を誘ってそそくさと帰って行った。 龍平は智代に再来月からまた別居暮らしになることを伝えた。 「大事なお仕事な […]
2018年7月7日 / 最終更新日 : 2018年7月12日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その7 (筆者の前の職場の、東京の訪販拠点の池袋店があった板橋区南町は、往時の姿を全く残していない。店があった場所する分からない。もしかしたら写真の敷地いっぱいに、コンクリート打ち放しの二階建ての駐車場用の構造物が建っていたので […]
2018年7月5日 / 最終更新日 : 2018年7月5日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その6 (写真は東武東上線大山駅から南へ川越街道を渡った板橋区中丸町。この辺りに筆者が住んだマンションがあった) 俊平が大阪に戻った直後、智代は雅代を連れて大山の中丸町の社宅に戻って来た。雅代はよく夜泣きする子であった。龍平には […]
2018年6月28日 / 最終更新日 : 2018年7月1日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その5 (写真は東武東上線大山駅から板橋区役所へ向かう商店街の現在の風景) 昭和五十二年九月一日木曜の朝を迎えた。龍平は今日と明日は朝礼の後、社員と営業に出るのは止め、今朝の新聞に掲載した求人広告の応募者の対応と、本日から勤務す […]
2018年6月25日 / 最終更新日 : 2018年6月28日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その4 (写真は現在の板橋区高島平の一風景。昭和五十二年八月、筆者率いる六名の社員でこの団地に絞って一ヶ月訪販営業をした) 翌日、あやめ池の母に龍平は電話で智代が言ったことを確認する。 母の話では、智代が突然東京に引越ししたいと […]
2018年6月21日 / 最終更新日 : 2018年6月21日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その3 (写真は現在の川越街道大山金井町交差点。斜め右側に大山駅、手前左側が板橋区中丸町、南町) 昭和五十二年、東京の八月は連日の雨の中で始まった。弱り目に祟り目とはこのことだ。初月七月の売上はさっぱりで、月次決算は開店経費も加 […]