2018年4月17日 / 最終更新日 : 2018年4月17日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その18 (41年前の奄美大島での新婚旅行中の筆者と家内です。) これには谷本夫人も芦屋の親友夫人も龍平も龍平の母も驚いた。 それまで智代は笑顔で質問に答えながらも、私は〇〇が好き、とか、私が○○をしました、などとは一言も言わずに […]
2018年4月12日 / 最終更新日 : 2018年4月13日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その17 (婚約時代の筆者の家内です。二人で東京大阪の中間点、富士駅付近でデートしました。) 「おい、野須川、どうしたんだ?」「何かあったのか?」仲間が口々に顔を青ざめた龍平に、その理由(わけ)を尋ねた。 「すみません、皆さんと朝 […]
2018年4月10日 / 最終更新日 : 2018年4月10日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その16 (筆者が商社時代を過ごした大阪市中央区の地下鉄御堂筋線本町駅付近の現在の風景ー船場センタービルー) 俊子の結婚式から数週間が経った日曜日、龍平は気晴らしに幼馴染みの谷川淳子に会おうと上京した。二人で都心にて数時間を過ごし […]
2018年4月5日 / 最終更新日 : 2018年4月6日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その15 (筆者が商社時代を過ごした大阪市中央区の地下鉄御堂筋線本町駅付近の現在の風景) 「縁談! 縁談って? どうしてそんな大事なことを言ってくれなかったの?」 「ご免なさい、でも信じて、私は乗り気では無いのよ、ただ親が気にいっ […]
2018年4月3日 / 最終更新日 : 2018年4月5日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その14 (筆者が商社時代に訪れた石川県の内灘、日本海の激しい荒波が、筆者を大人への脱皮に駆り立てた) 「あ、あやこさん」と思わず龍平は言い間違いそうになる。 こんなことがあるだろうか、毎日電話越しに親しく話をしてきた女性が、あの […]
2018年4月2日 / 最終更新日 : 2018年4月2日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その13 (筆者が商社時代に過ごした大阪市中央区北久太郎町の現在の風景) 龍平が太平洋商事に勤務した一九七○年からの三年間は、凡そ二十年前に始まった高度経済成長時代の最後の三年に当たる。その始まりの一九五五年(昭和三十年)は、吉田 […]
2018年3月31日 / 最終更新日 : 2018年4月1日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その12 (商社に入って一年後の三月に、冬山の単独行に魅せられていた筆者が、社会人の使命と責任感を自覚するようになって命が惜しくなり、最後の雪山単独行にした明星山の登山。セルフタイマーで撮影。向こうは百名山の雨飾山) 龍平が日本の […]
2018年3月24日 / 最終更新日 : 2018年3月27日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その11 (大学卒業の四ヶ月前、昭和四十四年十二月、永年の交際女性が嫁に行くことになって、クラブの周年事業で信州大谷原に建設した山小屋に籠もって、消沈した心を癒そうとした筆者を、事情を知る同行の友人が撮影) 「あなたは本当に自分勝 […]
2018年3月22日 / 最終更新日 : 2018年3月23日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その10 (昭和四十三年八月、筆者が大学の三年生部員として、ひとつの班のリーダーを勤めたワンダーフォーゲル部夏合宿、場所は東北の飯豊山) ひとりは中学時代に同級生だった谷川淳子、もうひとりは高校時代に同学年だった桂綾子である。 た […]
2018年3月19日 / 最終更新日 : 2018年3月19日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その9 (昭和三十五年八月、中学一年生になった筆者が父に連れられ、家族で日本アルプスの槍ヶ岳に登った時の写真だ) 昭和二十六年に野須川家に三番目の子が生まれた。龍平には二人目の妹だ。 翌二十七年、龍平は平野の商店街にあった民営幼 […]