2018年6月7日 / 最終更新日 : 2018年6月7日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その16 (筆者の前の会社の訪販事業初期のカタログから、山本陽子さんをCMに使っていた。) 翌日も龍平の車両長は田村店長だった。しかしその日は二人車両だ。田村が突然、ハンドルを握る龍平に奈良の学園前に向かうよう指示をする。 「今日 […]
2018年6月1日 / 最終更新日 : 2018年6月1日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その15 (訪販事業の開始と共に東京に赴任。秋に長女が生まれ、久しぶりの休日がとれた日に、営業車を借りて家族で新座の平林寺に行く。昭和五十二年十一月。筆者三十歳。) ミツバチ・マーヤで訪販を実習する三日目の朝になった。 妻の智代に […]
2018年5月29日 / 最終更新日 : 2018年5月31日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その14 (筆者の前の会社の訪販事業で使われた営業車輌です) 宗川の車輌は五時に倉庫に戻り、事務官の立ち会いで、車輌の商品の残数を確認して降ろした後、三人は事務所に戻る。営業部員は、誰もまだ帰っていなかった。 「お疲れ様、今日は初 […]
2018年5月27日 / 最終更新日 : 2018年5月28日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その13 (初期の訪問販売に使ったキルトしたタオル地の敷布団、ニットファンシー、よく売れた商品のひとつだ。往時のカタログから) 宗川係長は車輛長として、倉庫の係官から受け取った商品を自分の車に手際よく積み込み、一旦昨日の帰社時の棚 […]
2018年5月24日 / 最終更新日 : 2018年5月24日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その12 (初期の訪問販売に使った肌フトン、往時のカタログから) 龍平のも、他の応募者の履歴書も、面接官の藤崎は一切目を通さず、手にするのは求人面接者のリスト表のみだ。応募者の外見だけ見て、辞退を勧告したのではないだろうか。それな […]
2018年5月18日 / 最終更新日 : 2018年5月19日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その11 (訪販事業部の初期のカタログから。最初は毛布工場の製品も扱っていた。) カシオペア事業部に配属された社員たちは、準備期間の間、それぞれ別の部署で働き、そこで給与を貰っていた。因みに龍平は、アクリルタフト衣料の開発販売担当 […]
2018年5月17日 / 最終更新日 : 2018年5月17日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その10 (写真は筆者の前の会社の毛布工場にあった連続捺染プラントです) 寝具業界経営コンサルタントの山崎と、野須川寝具産業との間で訪販事業コンサル契約が結ばれ、昭和五十二年の年が明けた。 正月が明けるのを待って、俊平は龍平を連れ […]
2018年5月15日 / 最終更新日 : 2018年5月15日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その9 (筆者の前の会社の本社工場があった大阪市鶴見区茨田横堤を通る大阪生駒奈良線の現在の風景) 「ドア・ツー・ドアとは?」と龍平が尋ね返すと山崎は得意気に話し出した。 「あれ、勉強不足だね、龍平さんは。個別訪問セールスと言えば […]
2018年5月11日 / 最終更新日 : 2018年5月11日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その8 (昭和五十一年、奈良学園前での新婚時代の妻が毎朝筆者の為に作ってくれた豪華な朝食) 多賀信也は、茨田(まった)横堤の工場が全焼する三日前、俊平に声を掛けられ、船場の繊維商社を辞めて転職して来た社員だ。まだ独身で家もなく、 […]
2018年5月8日 / 最終更新日 : 2018年5月10日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第二章(個別訪問セールス)その7 (昭和四十三年三月の大学のワンゲル部春合宿。屋久島宮之浦岳永田岳。中段向かって左が筆者) 年が明け、昭和四十三年になった。 扶桑紡績から支援を受けた一億八千万円の返済の最後の年である。京都山本が肌フトンをコンフォーター・ […]