2019年2月7日 / 最終更新日 : 2019年2月8日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その14 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) 会員が会員を集めるマルチ商法のベストライフ社向けの商品の生産が始まった頃には、俊平の助言で、龍平のアシスタントとして薬品業界でル […]
2019年2月5日 / 最終更新日 : 2019年2月5日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その13 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) 羽毛布団は平縫にせよ立体縫製にせよ、シングルの掛布団なら、四列五段の二十の部屋に等量の羽毛が充填される。立体縫製を二層にするなら […]
2019年2月2日 / 最終更新日 : 2019年2月4日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その12 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) 「野須川家の先祖の墓が傾いていることと、我が社が和議倒産したことが関係していると」 「いいや、そんなことは言わないさ。ただ得意先 […]
2019年1月31日 / 最終更新日 : 2019年2月1日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その11 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) まる一ヶ月、自分を苦しめた膵臓炎による胃と背中の痛みが、嘘の様に無くなったのは嬉しいことだが、龍平には現代医学でも治せない病がな […]
2019年1月24日 / 最終更新日 : 2019年1月25日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その10 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) 龍平は我が耳を疑う。 「すみません、この電話、白鳥木工に架けているんですよね。あの明治時代からの老舗家具メーカーの」 「そうだよ […]
2019年1月21日 / 最終更新日 : 2019年1月24日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる) その9 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園。池田厚司氏撮影) 野須川寝具産業は訪販事業の終了と共に、和議債務の弁済を一時棚上げせざるを得なくなった。以後は京都府八幡市の国道一号線沿いにある重寝具(掛布団・敷布団類)工場を稼働し […]
2019年1月15日 / 最終更新日 : 2019年1月15日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる) その8 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園。池田厚司氏撮影) 「おい、俊平さんよ、俺の生活を看てくれるんじゃなかったのかい。あんたの言う通り、このままいくら営業したって何の成果も上がらず、これじゃ共倒れじゃないか。俺がよう売ら […]
2019年1月10日 / 最終更新日 : 2019年1月12日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる) その7 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園。池田厚司氏撮影) 大阪に戻った龍平は、カシオペア事業の継続が、プロのセールスからカリスマ的な指揮官に見えていた有働常務が亡くなった今となっては、残った者でプロセールスを纏めてやり直す […]
2018年12月23日 / 最終更新日 : 2019年1月12日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる) その6 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園。池田厚司氏撮影) カシオペア・ファミリーでの売上が無くなる前に、十一月末に営業の解雇を、龍平が俊平に願い出るも却下され、売上入金が殆ど無いまま、十二月の給料日を迎えた。 ファミリー営 […]
2018年12月15日 / 最終更新日 : 2018年12月18日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる) その5 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園。池田厚司氏撮影) 列車は名古屋駅に着いた。龍平は次の京都駅で降りて、そのまま自宅に直帰するつもりである。多数の乗客を降ろして、列車は名古屋駅を出発する。 龍平は車窓から流れゆく風景を […]