季節はめぐり行く

  

 秋の彼岸を境に朝夕など、めっきり涼しくなって参りました。街中の木々の葉も、少しずつではありますが、赤や黄色に色づいているのに気付きます。時は、一瞬の停止もなく、弛まずに目前の未来を過去へ過去へと押しやって行きます。今年も残すところ、後三ヶ月となりました。

 9月は、仕事ではお彼岸の、墓参客が集中する日々がありましたし、又将来の需要を見越しての設備投資も行って来ました。私が副会頭を拝命する「生長の家大阪教区栄える会」でも、「松原ライオンズクラブ」の幹事といたしましても、立場上、次から次へと参加すべき行事が続きましたので、自宅で家族と共に夕食がとれたのはほんの数日だったほどに忙しい一ヶ月でした。

 また9月は、以前住んでいた自宅に、ようやく買い手がついて、売買の受渡が終わった月でもありました。世の中は景気もよくなく、加えて3.11の震災の後ですから、不動産を売却するに相応しい時期ではありませんでした。大手不動産会社もギブアップするくらいの悪環境の中、栄える会で長く親友であった人が見事、買い手を探して下さり、両者の仲介の労をとって下さいました。

 しかも買い手の方も、生長の家には浅からぬご縁がある方だと知るにつけ、世の中は、本当に人のご縁で動いているのだ、ということをよく分からせていただいた訳でございます。元住んでいた庭付きの自宅にも、家族と共に暮らした様々な思い出がありますが、今はただ前を向き、未来を見据えて、過去を振り返らず、人の縁、人の和に、感謝しながら、夫婦力を合わせて生きて行こうと思っています。

(画像は私が今住んでいる「ローレルコートあやめ池」周辺の風景、周辺に咲く草花です。9月27日撮影)