霊園の春のお彼岸

  

 今年の春のお彼岸は例年とは違い、大きな震災や津波の被害を受けられた東北地方のことや、福島第一原発のことが気になって、心ここにあらずの彼岸であったような気がしたのは私だけでしょうか。また今年は気温が低かったこと、春分の日が雨だったこともあって、彼岸ウイークに霊園に来ていただいたのは例年より若干少なかった、という気がいたしました。それでも彼岸が終わった後で管理棟の2階の窓から確かめて見ますと、美原ロイヤルの80%のお墓にお花が供えられています。彼岸中のお参りは若干減少したにせよ、それ以前に来られた方のお花がこの寒さで枯れることが無かったのかもしれません。

 霊園ではこの期間にいくつかの霊供養行事を開催いたしましたが、中でも本来お墓守がいらっしゃらないからという理由でご利用いただいている永代供養墓なのですが、美原ロイヤルの佛乗寺永代供養墓にしても、法願寺涅槃陵にしても、美原東ロイヤルの集合型永代供養墓にしても、霊園が開催する霊供養の日時に合わせて、ほんとうにご遺族の方々が多数お参りしていただけるのは、霊園側といたしましても大変開催し甲斐があると言うものです。

 さて霊園美原ロイヤルには礼拝の対象が多く、先ず管理棟の中には「福授けの大黒様」がいらっしゃって、外に出ると大黒様と恵比寿様の石像があり、先祖供養堂の前には「六地蔵」の石像があり、メイン参道を進みますとマリア様にも観音様にも見える「無限生命の像」がございます。墓参客様には毎年、それらの礼拝対象物にお賽銭を下さいます。それを霊園施主宗教法人の収入にさせていただきまして、埋葬された方々の供養をさせていただいています。

今年度(去年4月からこの3月まで)皆様から戴きましたお賽銭の全額を、今年はこの東北関東の大震災ですから、当宗教法人といたしましては、赤十字を通じて震災の義援金として寄付させていただくことにいたしました。金額等詳しくは管理棟内にて掲示させていただきました。先ずは墓参客の皆様にご報告まで。