美原&美原東両霊園の秋季彼岸

 今回の秋季彼岸ウイーク程、霊園として墓参者の混み具合を予想し辛い年はありませんでした。これまでの傾向を言いますと、お盆なら8月15日には大凡墓参が終わっていて,直前の土日が墓参のピークであり、彼岸の場合なら中日をもって混む日が終わりますので、この3連休が最も混む日になるのか?、それとも彼岸の入りが20日の月曜だから、そんなに前倒しにならないのか?、しかし23日秋分の日は一日雨の予報だし、などといろいろ考えながら、駐車の混み合いを整理する警備員の配置や、送迎バスの運転手の増員など大変頭を悩ましていました。

 それで墓参客の入りの実績はと言いますと、3連休の初日の18日の土曜日はまったくの空振りでした。駐車場に詰めた警備員さんも暇でしたし、2台目のバスを運転する為の応援アルバイトも結局その日の仕事はありませんでした。明くる日曜日は土曜日の2倍は来られましたが、それでも霊園が混み合うまでには行きません。彼岸らしく霊園が混み合ったのは20日の月曜日、敬老の日からでした。墓参客は土曜や日曜ではなく、やはり彼岸の入りにこだわられたようです。そして平日の21日火曜日も霊園は混み合いました。

 墓参者の来園が土日に集中しなくなってきた、と言うのは、考えて見たら納得できるかもしれません。それは我が国の最近の人口構成の変化です。土曜とか日曜日が休みであちらこちらに移動できる人は18歳くらいから65歳くらいまでの現役で仕事をしている人達の話です。今の時代なら会社勤めはリタイヤしているが、身体はまだまだ元気という人の数が、働いている人々に比べ、決して少なくなくなってきました。またお墓参りに限って言いますと、中高年の方が中心になるから、なおさらのことです。昔はお墓の見学は99%が土日祝日に限られていました。しかし今は平日の見学・商談がとても多くなりました。

 霊園主催の霊供養行事としまして、美原ロイヤルでは20日、佛乗寺永代供養墓彼岸会(ひがんえ)、引き続き23日、先祖供養堂にて霊園の彼岸供養会、そして法願寺涅槃陵彼岸会、美原東ロイヤルでは、23日、集合型永代供養墓の彼岸会というように四つの行事を開催させていただきました。23日は早朝から10時頃まで、雷が鳴ってそれこそ車軸を流すような雨が降りましたので、墓参の出足が挫かれてしまった方が多かったのでしょう、23日の供養行事に参加される方は例年より少なかったのは仕方がありません。それでも午後からは曇り空の下、霊園内は墓参者で賑わいました。

(画像は上から、①今年の夏の暑さで紅葉?した楠、②美原ロイヤルの駐車場 ③美原ロイヤルの秋季彼岸供養会 ④美原東ロイヤルでの集合型永代供養墓彼岸会)