中環をきれいにする日

 9月17日金曜日の松原市では、大阪府が主催する道路清掃啓発キャンペーンである、「中環をきれいにする日」が開催され、私は集まった市内16団体の中の「松原ライオンズクラブ」の一員として参加いたしました。幸いにも今日は数日前の猛暑の日々が嘘のように秋らしくなり、太陽も時折ちぎれ雲の中に隠れ、そよ風が吹いて涼しい日となりました。本日のお世話役をされたのは府の富田林土木事務所の松原建設事業所の人々です。参加者の総数は270名でした。

 私たちは例年の通り、松原市立大塚青少年運動広場に集まり、朝の10時から1時間余りで中央環状線の歩道を、西大塚西の信号から南北に分かれ、北は大和高田線まで、南は美原ロータリーまでを、府で作られた“Thanks & Smile ”と書かれた揃いのTシャツを着て、歩道の上のゴミを拾って歩きました。松原ライオンズクラブは一団となって、南側を担当するチームの先頭を切って歩きました。

この運動が始められてもう何年にもなりますが、年を重ねる毎に中央環状線の歩道のゴミは減って来ています。昔は空き缶など、そこら中に転がっていたそうですが、この頃はめっきり少なくなりました。道ばたの植え込みなどに多少捨てられているくらいです。それに比べて多いのは煙草の吸い殻です。このような清掃キャンペーンによって松原市民の公共道路を美しくしようという意識は確かに高まったのでしょうが、後は喫煙者のマナーをどう高めていくかの問題です。

このように環境問題への意識付けと言いましても、人間の意識を変えるというのは大変難しいことなのでしょうが、それでもどのような事柄でも何か一つ具体的に行動「アクト」をしてもらうことによって、その人の環境保全への関心は確実に高められて行く訳ですから、やがてはその人の行動すべてが環境保全に繋がって行くようになるように思うのです。だからできるだけ人間は若い間に、例えば小学校の学校授業などで、環境保全への具体的な行動を学ぶことが最も効果的なのではないかと思います。