松原ライオンズの幹事となって

 ライオンズクラブでは毎年7月から新しい年度が始まります。今月から来年6月まで、ご指名によりまして、私は創立46年になる、会員数約70名の、松原ライオンズクラブの幹事を努めさせていただくことになりました。入会させていただいたのは4年前の6月ですから、以後市民社会福祉・公衆安全衛生委員長や、PR・IT委員長、加えて例会の司会や理事会議事録の作成係でもある幹事補佐という、まだ僅かな活動しか体験させていただかず、ライオンズの何たるかもよく知ってはいないこの私が、会長の女房役を務める、というのはとても荷が重いことでございます。

 年度が代わった今月、早速1日に市役所で「社会を明るくする運動」の決起大会と各駅頭でのテイッシュ配りがあって、続いて10日、11日と、通常の第一例会に代わる、特別例会として、親睦目的の白浜での一泊旅行がありました。宴会の明くる日は、ゴルフ組は付近のゴルフ場でコンペをする、ゴルフしない観光組は、田辺湾クルーズを楽しんでもらう、という企画で望みました。ゴルフは恒例ですが、観光の企画は、前月に会長になるS氏と幹事になる私と、7月からの計画・親睦委員会のメンバーで、道中の和歌山市内やホテルやゴルフ場を一泊で下見に来て、審議の結果、出てきたものでした。その時、和歌山城などにも行ったのですが、階段が多かったり、歩く距離が長かったりで、メンバーには高齢者が多く、「バスに残る」人が出てくると、親睦旅行の意味が失われるからということで、お城や、和歌浦観光を外し、漁船でのクルーズになりました。

 私の霊園経営も、全く瞬時たりとも目が離せず、叡智を絞って経費を節約しながら、一方では快適な墓参の為には設備改善もしなければならず、そしてこの夏は、節電に向けて投資するところは投資しなければなりません。仕事も忙しいのに、生長の家の講師の立場で、指定された会場に講話に廻りながら、栄える会の副会頭の仕事もしながら、その上にライオンズの幹事職を引き受けるのは、いくら谷口雅春先生の「生命の実相」を拝読する者として、言われたことには何でもハイと言うように教えられているにせよ、本当によく考えてお受けしないと、無責任なことになって、他人様に迷惑をかけるこのでは?と心配したものです。

 しかしそれもよく考えますと、全てが私の修行であり、私の魂を磨く修行なのだ、と思うようにしています。幹事職は他人に気を遣わなければできぬ仕事です。そうして「自分」が出ると、うまく行きません。自分を出さずに、会員のメンバーのお一人、お一人に注視しながら、その言うところ、考えるところをよく聴いて、全体を全体が利益する方向に導いて行くようにする仕事だと思いますから、今から1年間、このような幹事職にあって、揉まれている間に、私自身の魂が少しでも磨かれ成長することができるのかもしれないと考えています。