ライオンズクラブと大和川の浄化

  

 松原ライオンズの9月の第一例会は、8日木曜日、夕刻、商工会議所5階大ホールにて、ブラザークラブである八尾ライオンズクラブの会長、幹事、会計の三役様と、女性だけのクラブである南大阪みささぎライオンズクラブの会長、幹事ご両人に、同クラブに所属され、近隣地区(ライオンズクラブ国際協会335-B地区12リージョン)の女性会員増強委員を務められる竹井智子さんをゲストにお招きして開催されました。特に竹井智子さんには、松原とみささぎ両クラブが準備を進める、大和川浄化の為の合同環境アクテイビテイーについてお話しいただこうとお招きしたのでした。
左上画像は、当日の例会で挨拶をする坂本恵市会長

 松原ライオンズクラブでは、何年も前からEM菌を培養し、培養されたEM菌を入れることで市内の川や、中央公園の池の水質浄化に努めてきました。そして市内の川を浄化することで、それが流れる大和川を、蛍が住めるほどに美しくするのが夢なのだ、とEM菌培養に人一倍情熱を傾けるのが現会長の坂本恵市氏です。一方、南大阪みささぎライオンズでは、女性のクラブらしく、日々川に流している生活排水そのものを浄化しよう、と地域の人々にアピールする運動を進めて来られました。
右画像は、中央公園の池にEM菌を散布する松原ライオンズのメンバー(2年前撮影)

当夜の竹井智子さんの講演の趣旨・概略をご紹介いたします。
東日本大震災、台風12号と大災害が多発する中、一番必要とされるのは「水」であった。きれいな水がなければ人は生きて行けない。今、始めるべきは、きれいな水を守ること。将来の世代に負の財産を残さず、大和川浄化への新しい取り組みを始めよう。
大和川は平成21年度の水質を、10年前の平成11年度の水質と比較するならば、大幅に浄化が進んでいることが分かる。これは民間の意識高揚もあるが、行政の予算を大和川水質浄化に投下してきた努力がそれなりに効果を現したのだろう。
左画像は、同上の池に散布するEM菌培養液を入れたタンク(2年前撮影)

そこで竹井さんは、大和川を更にきれいにするのは、その流域に住む人々の意識を高めることだと、A流し台では・・・、B食事づくりでは・・・、C洗濯するときは・・・、と生活排水からきれいにして行く、実に多数の工夫例を具体的に紹介され、台所は川の入り口であって、大和川の水を良くするために私たちが日常生活でできること、それは「残さない」「拭き取る」「流さない」の3つである。私たちはできることから始めて、毎日の習慣にしましょう、と竹井さんは訴えられました。
右画像は、例会で熱弁をふるう竹井智子さん