「1/4の奇跡」上映会と入絵富美子監督の講演会

 7月7日土曜日の午後、私が所属する、「人間は神の子である」という「生命の実相哲学」に共鳴される産業人の会である大阪の「栄える会」のA,Dブロック6支部が、広く一般市民の方々にも参加いただくオープン合同支部例会の企画として、上本町にある生長の家の大阪教化部会館にて、石川県の養護学校(現 特別支援学校)の山元加津子先生が出会った子供達の感動のドラマをビデオカメラで追った映画「1/4の奇跡 ~本当のことだから~」の上映と、その映画の監督をした入江富美子氏の講演会が開催され、その中で東京から来られた全国栄える会の神谷光徳名誉会長が生長の家の真理講話をされました。


 映画の題名の「1/4の奇跡」という言葉が意味するところは、この映画が2007年2月より上映が始まり、以後全国から全世界で今なお自主上映を続けておられるが故に、ここで詳しく述べることは差し控えますが、この養護学校の山元先生は学校の子ども達を生徒とは呼ばずにお友達と呼びますが、山元先生によれば、子ども達はいつも「生きるって素敵なことだよ」とか、「大好きってことがとっても大事なんだよ」ということを伝えて続けている訳で、だから先生は子供達の素敵な力を伝えたくてたまらないのです。


 映画の内容は、映画の公式パンフレットの文章を引用することでお伝えしたいと思います。養護学校の山元加津子先生は、
「そんな思いで本を書き、講演活動を続けています。方向音痴で握力がないかっこちゃん(山元先生のこと)を助けようとしてくれる養護学校の生徒達。
詩を通し 自分を大切にすることを伝えてくれる障害を持つ大ちゃん
多発性硬化症(別名MS)で亡くなった雪絵ちゃん
かっこちゃんの周りにいる あたたかい心を持つ子ども達とのお話から
現在の技術では不可能だと言われる 南米ペルーの石垣やナスカの地上絵の神秘
さらに1/4の奇跡のお話へつつながって行きます。
それは私たちが生かされているということ そして命の尊さを知ることにもなるのでした。」


 私はこの映画によって、障害者や病人に対する見方が変わりました。映画に登場する山元先生も初めは、この養護学校の子ども達のことを、何かしてあげなくてはいけない弱い存在だと、世間一般の私たちと同じように考えていました。でもそれは間違いでした。この映画によって、山元先生の体験を通して、病気には、障害には、意味があって、誰かがその役割を引き受けることで、健常な一般の人々がそのお蔭で生かされているのだ、ということがよく分かりました。