二週続いた同窓会

  

 

私は近鉄西大寺駅から西へ10分ほど歩いたところの高台にある奈良市立伏見中学校の昭和38年に卒業した200名余りの同期同窓会(伏中三八会)の終身幹事を務めています。
同窓会は二年に一度、偶数年次に行ってきました。私が卒業した県立奈良高校全卒業生の同窓会、宝相華(ほうそうげ 奈良高校の校章、古代ギリシャ・ローマのレリーフに も登場し、仏教美術にもよく現れる東西文明融合の象徴の花)会総会を、還暦になった学年、つまり38年に入学した私たちの学年が仕切る、という大変は行事が春にありましたもので、いつも春にしていたものをそんな理由から今年だけは秋の11月9日にもって来 ることになりました。するとその一週間前の3日の祝日に、急に奈良高12組のクラス会 が行われましたので、私は仕事上、日曜は忙しいのですが、二週続いて高校と中学校の同 窓会に参加することになりました。

  高校のクラス会は集まって飲食をする会場はなく、県立美術館などの美術展3カ所と、なら町工芸館、なら町資料館などを歩き廻るという少し風変わりな会でした。大変文化的、 趣味的ではありましたが、その分お互いあまり話ができなかったのは難点かもしれません。

文化会館での「県展」を見て、高校時代の美術の先生、森下先生のことを思い出し、今は どうなさっているのだろうと言いながら、なら町のあしびの郷さんに入ってお茶にしたと き、喫茶室の目の前の壁に先生の懐かしい作品が飾ってあったのには、こんな偶然ってあるのだろうかと本当に驚きでした。次回も来年11月3日だそうです。

一方、伏中三八会はなら町の割烹、つる由さんの別館、下御門水乃江に24名が集まり ました。初参加者が男性ひとり女性ひとりいらっしゃいました。次回は平城京遷都1300年祭がある平成22年の春です。同窓会が再開されて次回は記念すべき第10回となり、 遷都祭もありますから、曜日はそろそろ平日に変更しますが、全国規模で同窓会の案内を 出し、多数の参加者を募ろうと思います。

平成20年11月12日記