献血委員長として初の献血奉仕

 8月4日は中央公園にて松原市民祭りに呼応した、松原ライオンズクラブの献血奉仕がありました。ライオンズクラブ国際協会は毎年6月が年度末であって、私は昨年の献血委員会副委員長に引き続き、この7月1日からは献血委員長を拝命いたしております。松原ライオンズの奉仕活動の中でも、献血奉仕はその柱とも言うべき重要な奉仕活動です。特に夏の市民祭りに合わせて行うこの献血は、採血目標が一日で、200名という大規模なものであります。


 市民祭りも毎年盛んになり、今年は出店ブースが増加したお蔭で、これまで拝借してきた場所では大型バスの搬入に支障が出る、とのことで、新たな場所探しから始まりました。市民祭り実行委員会である青年会議所との折衝の中で、昨年よりも返って良い場所が与えられ、そこに赤十字の献血バス3台、採血者休憩用バス1台と計4台の大型バスを、新たな献血場所になった図書館、文化会館前の通路に置かれました。そしてライオンズの奉仕者がたむろするテント、松原社会福祉協議会の方々がたむろするテントが立てられました。


 3.11の東北の地震・つなみ被害の時、全国的に自発的な献血活動が盛んに行われましたが、実は一時に多くの血液を採血しても、人間の血液は長期保存が効きません。せいぜい21日だと言われています。8月4日採血された血液は1時間毎に専用宅配便で近畿の血液センターがある彩都に運ばれて行きました。さて21日間保存できる血液は我が国では何日分在庫があるのでしょうか? 実は3日間しかありません。献血と輸血のバランスはそれほど逼迫しているのです。これはとても深刻な状況です。なぜか健康な若い人が献血したがらないのが問題です。あんなにボランテイアには熱心なのに。


 さて当日の成績はと言いますと、市民祭り実行委員会が放送で呼びかけて下さったお蔭もあって、受付者250名、これは新記録です。そして実際の採血者は193名。これも新記録です。また骨髄バンク登録者も10名を得ました。赤十字さんだけで行う献血よりも、ライオンズがお手伝いする献血に人が集まるのは、景品にあるのでは?と言われています。松原ライオンズでは昔から採血者には鶏卵2パックをタオルや洗剤なども日曜雑貨品に加えて、景品の目玉にしています。ライオンズが出来ることで、それで採血者が増え、赤十字さんに喜んでもらえるならと思っています。