2018年3月16日 / 最終更新日 : 2018年3月17日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その8 (昭和二十六年頃、現平野本町二丁目にあった自宅から南海「西平野」駅に向かう途中で撮影、現在内環状線が走る辺りではないだろうか) 戦争中の物不足の混乱をうまく立ち回って一財産を作っておきながら、闇で入手した原材料を官憲に押 […]
2018年3月13日 / 最終更新日 : 2018年3月13日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その7 (写真は大阪の南海路面電車、平野(ひらの)駅付近の長屋住まいの時代の筆者の母と妹たち。屋根上の物干し台で撮影。) 昔春日八郎が歌った歌謡曲に「お富さん」があった。歌舞伎「与話情(よはなさけ)浮名横櫛(うきなのよこぐし)」 […]
2018年3月12日 / 最終更新日 : 2018年3月12日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その6 (写真は誕生した直後の筆者である。撮影場所は筆者誕生の地、大阪市阿倍野区播磨町) さて俊平が大阪船場の繊維商社、船栄商店に入社した一九四一年(昭和十六年)と言えば、その年の十二月八日が、日本帝国海軍がハワイの真珠湾を奇襲 […]
2018年3月9日 / 最終更新日 : 2018年3月9日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その5 (写真は筆者の父だが、頭が丸坊主であるから、船場の商社を辞める前後、召集があった二十歳頃の姿だろう) 平三郎誕生の翌年、時代は大きく転換し明治の世となった。西欧の列強に負けじと国民挙げての近代化が始まる。 平三郎が嫁をも […]
2018年3月6日 / 最終更新日 : 2018年3月9日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その4 (写真は彦根城の前の歴史的景観を保存した商店街、夢京橋キャッスルロード) 彦根市街から中山道(国道八号線)を十数キロ南に進み、犬上川を渡る対岸の犬方町(旧犬上郡河瀬村犬方)は、古くから野須川姓の者が多く棲んだ。 棲む人の […]
2018年3月3日 / 最終更新日 : 2018年3月3日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その3 (写真は筆者の堺市美原区の霊園の今の姿) 野須川龍平が父俊平の跡を継いで霊園「丹南メモリアルパーク」の経営者(宗教法人香川大社代表役員)となって以降、日本経済はバブル崩壊の衝撃から始まった資産デフレによって景気は沈滞し、 […]
2018年2月27日 / 最終更新日 : 2018年3月3日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その2 (写真は筆者の霊園が墓地使用者に初めて発行した霊園新聞) 平成十二年ともなれば、全国どの銀行も、担保物権を処分した後に残った不良債権全額の貸倒引当金を積んでいただろう。その代わり、各行とも天文学的な損失を抱えていた。政府 […]
2018年2月26日 / 最終更新日 : 2018年2月26日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その1 (写真は筆者が和議以降廃業するまで十二年間、羽毛布団や固綿敷布団などの寝具の生産を担当した八幡市の工場) 昭和二十八年に化合繊原料商として、滋賀県から大阪に出て来た野須川(やすかわ)俊平(二十八歳)によって設立された株式 […]