2019年2月21日 / 最終更新日 : 2019年2月21日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その5 (筆者の前の会社があった大阪市西区北堀江付近。四ツ橋筋は近年おしゃれな街になった) 龍平と大村が台湾から羽毛を輸入する商談をしていた平成元年一月、なみはや銀行東京支店長から大阪市西区の浪銀ファイナンスの社長になった秦田が […]
2019年2月19日 / 最終更新日 : 2019年2月19日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その4 (大阪の長堀通りの下にある地下街「クリスタ長堀」は、西から地下鉄四つ橋線四ツ橋駅、御堂筋線心斎橋駅、堺筋線長堀橋駅の三駅を繋いでいる) 訪問販売のカシオペア事業が終了した後、龍平が羽毛布団と固綿敷布団しか生産が出来ない八 […]
2019年2月17日 / 最終更新日 : 2019年2月17日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その3 (筆者の前の会社の事務所があった付近の長堀通り。中央分離帯には下の地下街に光を当てる窓や、換気口が並ぶ) 龍平があやめ池の自宅の食卓で、朝のトーストを食べているところに、妻の智代が話しかける。 「あのね、前から聞きたかっ […]
2019年2月15日 / 最終更新日 : 2019年2月25日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その2 (大阪市西区北堀江北端のビルに入る運動靴メーカー、ニューバランス。同社は池井戸潤が小説「陸王」を書くに当たって参考にした新興の企業である。対称的なのはビルの建築主だ。ある地銀系ノンバンクが、自社ビルとしてバブル期に建築を […]
2019年2月12日 / 最終更新日 : 2019年2月18日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第七章(終わりなき闇夜)その1 (昭和六十一年から平成十三年までの十六年間、筆者の仕事の本拠地だった大阪市西区北堀江付近) 和議倒産した野須川寝具が、再建の柱と期待して絞り込んだ訪販による製造直販事業が、和議の僅か四年半後に崩壊してしまった時、大口債権 […]
2019年2月7日 / 最終更新日 : 2019年2月8日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その14 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) 会員が会員を集めるマルチ商法のベストライフ社向けの商品の生産が始まった頃には、俊平の助言で、龍平のアシスタントとして薬品業界でル […]
2019年2月5日 / 最終更新日 : 2019年2月5日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その13 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) 羽毛布団は平縫にせよ立体縫製にせよ、シングルの掛布団なら、四列五段の二十の部屋に等量の羽毛が充填される。立体縫製を二層にするなら […]
2019年2月2日 / 最終更新日 : 2019年2月4日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その12 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) 「野須川家の先祖の墓が傾いていることと、我が社が和議倒産したことが関係していると」 「いいや、そんなことは言わないさ。ただ得意先 […]
2019年1月31日 / 最終更新日 : 2019年2月1日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その11 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) まる一ヶ月、自分を苦しめた膵臓炎による胃と背中の痛みが、嘘の様に無くなったのは嬉しいことだが、龍平には現代医学でも治せない病がな […]
2019年1月24日 / 最終更新日 : 2019年1月25日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第六章(誰もいなくなる)その10 (筆者が経営する羽曳野の霊園のバラ園を、モデルさんを入れて池田厚司氏が撮影) 龍平は我が耳を疑う。 「すみません、この電話、白鳥木工に架けているんですよね。あの明治時代からの老舗家具メーカーの」 「そうだよ […]