2018年8月23日 / 最終更新日 : 2018年8月24日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第四章(報復の応酬) その6 (昭和五十三年、筆者が思い立ったように大晦日の深夜の参賀に訪れた芝の増上寺、今の姿。この参道に長い列が出来ていた。) 十一月の月末近い日曜日、龍平は久しぶりに自由が丘の自宅で休日を過ごした。殆どの日曜日が、休日出勤で休み […]
2018年8月21日 / 最終更新日 : 2018年8月21日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第四章(報復の応酬) その5 (十一年前、最初の霊園は九割まで墓地の販売が進んだところで、晴れて府の許認可を頂き、羽曳野市内に土地を求めた第二霊園の第一期造成工事を始める地鎮祭を行っている写真。玉串奉奠をしているのは第二霊園の土地の収用でお世話になっ […]
2018年8月14日 / 最終更新日 : 2018年8月21日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第四章(報復の応酬) その4 (これも堺市の筆者の霊園で開園十三年後に撮影した写真。此処は筆者が設計した、何時も花咲くガーデニング墓地とした処。) 「そんな卑怯なことを、当社が指示する訳ないでしょ」龍平は冷静さを失い、声が上ずっている。 「やはり一ヶ […]
2018年8月12日 / 最終更新日 : 2018年8月13日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第四章(報復の応酬) その3 (転業後の事業は堺市内の霊園経営だった。開園から十三年後の平成十九年の春の彼岸での風景) 昭和五十三年十月、龍平は横浜西店で久保店長と共に、ミツバチ・マーヤの大神ら三名のセールスと会った。 大神は龍平より二三年上で、連れ […]
2018年8月10日 / 最終更新日 : 2018年8月10日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第四章(報復の応酬) その2 (現在の東京都港区芝公園、増上寺境内へと繋がっている) 池上にすれば、着荷後とりあえず保管した場所から、羽毛布団が全ケース無くなったことに、店長の自分が関わっていないことを、上司の龍平や、大阪の俊平会長に示したかったのだ […]
2018年8月2日 / 最終更新日 : 2018年8月2日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第四章(報復の応酬) その1 (現在の東京都港区大門付近。前方にJR浜松町駅、手前が芝増上寺。) 昭和五十三年九月の、銀座京橋ビルの会議室を使用した、カシオペア販社社長会は、序章でも書いたので、重複して語ろうとは思わない。会議の中での俊平親子の激突は […]
2018年7月26日 / 最終更新日 : 2018年7月27日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その12 (現在のJR浜松町駅付近。嘗てこのビル群の中に高級寝装品SEMARのネオン広告を付けた五階建ての浜松町ビルがあった。) 大阪から野須川寝具産業の俊平社長が全役員を引き連れ、全国からカシオペア販社の代表者全員がやって来る、 […]
2018年7月23日 / 最終更新日 : 2018年7月26日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪) その11 (昭和五十三年九月、新居の目黒区自由が丘のマンションにて、娘は満一歳。) 池上の進言に沿って銀座への本部移転を進められる中、池上は龍平にも、山の手の高級住宅地への自宅転居を進言した。それは確かに龍平の夢であったが、今直ぐ […]
2018年7月19日 / 最終更新日 : 2018年7月22日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その10 (昭和五十三年八月、筆者は僅か二日間だが、仕事を休んで夫婦で東北を旅行した。平泉の毛越寺の庭園にて) 中川らのクーデターの企てが未遂に終わった社員旅行から、早くも二か月の月日が流れた。 カシオペア南関東販社の左遷組、中川 […]
2018年7月14日 / 最終更新日 : 2018年7月22日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第三章(東京と大阪)その9 (筆者の前の会社の訪販事業部東京販社の千葉店。東金街道に面した高層マンションの一階を改装した。昭和五十三年夏撮影) 「君が結婚した時だ、カシオペア事業立ち上げの準備をしながら、財務部に籍を置いていた龍平君だが、彼の部下で […]