2018年3月31日 / 最終更新日 : 2018年4月1日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その12 (商社に入って一年後の三月に、冬山の単独行に魅せられていた筆者が、社会人の使命と責任感を自覚するようになって命が惜しくなり、最後の雪山単独行にした明星山の登山。セルフタイマーで撮影。向こうは百名山の雨飾山) 龍平が日本の […]
2018年3月24日 / 最終更新日 : 2018年3月27日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その11 (大学卒業の四ヶ月前、昭和四十四年十二月、永年の交際女性が嫁に行くことになって、クラブの周年事業で信州大谷原に建設した山小屋に籠もって、消沈した心を癒そうとした筆者を、事情を知る同行の友人が撮影) 「あなたは本当に自分勝 […]
2018年3月22日 / 最終更新日 : 2018年3月23日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その10 (昭和四十三年八月、筆者が大学の三年生部員として、ひとつの班のリーダーを勤めたワンダーフォーゲル部夏合宿、場所は東北の飯豊山) ひとりは中学時代に同級生だった谷川淳子、もうひとりは高校時代に同学年だった桂綾子である。 た […]
2018年3月19日 / 最終更新日 : 2018年3月19日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その9 (昭和三十五年八月、中学一年生になった筆者が父に連れられ、家族で日本アルプスの槍ヶ岳に登った時の写真だ) 昭和二十六年に野須川家に三番目の子が生まれた。龍平には二人目の妹だ。 翌二十七年、龍平は平野の商店街にあった民営幼 […]
2018年3月16日 / 最終更新日 : 2018年3月17日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その8 (昭和二十六年頃、現平野本町二丁目にあった自宅から南海「西平野」駅に向かう途中で撮影、現在内環状線が走る辺りではないだろうか) 戦争中の物不足の混乱をうまく立ち回って一財産を作っておきながら、闇で入手した原材料を官憲に押 […]
2018年3月13日 / 最終更新日 : 2018年3月13日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その7 (写真は大阪の南海路面電車、平野(ひらの)駅付近の長屋住まいの時代の筆者の母と妹たち。屋根上の物干し台で撮影。) 昔春日八郎が歌った歌謡曲に「お富さん」があった。歌舞伎「与話情(よはなさけ)浮名横櫛(うきなのよこぐし)」 […]
2018年3月12日 / 最終更新日 : 2018年3月12日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その6 (写真は誕生した直後の筆者である。撮影場所は筆者誕生の地、大阪市阿倍野区播磨町) さて俊平が大阪船場の繊維商社、船栄商店に入社した一九四一年(昭和十六年)と言えば、その年の十二月八日が、日本帝国海軍がハワイの真珠湾を奇襲 […]
2018年3月9日 / 最終更新日 : 2018年3月9日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その5 (写真は筆者の父だが、頭が丸坊主であるから、船場の商社を辞める前後、召集があった二十歳頃の姿だろう) 平三郎誕生の翌年、時代は大きく転換し明治の世となった。西欧の列強に負けじと国民挙げての近代化が始まる。 平三郎が嫁をも […]
2018年3月6日 / 最終更新日 : 2018年3月9日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その4 (写真は彦根城の前の歴史的景観を保存した商店街、夢京橋キャッスルロード) 彦根市街から中山道(国道八号線)を十数キロ南に進み、犬上川を渡る対岸の犬方町(旧犬上郡河瀬村犬方)は、古くから野須川姓の者が多く棲んだ。 棲む人の […]
2018年3月3日 / 最終更新日 : 2018年3月3日 noseh 小説「転業 -自分が変われば-」 第一章(家族、夫婦の絆)その3 (写真は筆者の堺市美原区の霊園の今の姿) 野須川龍平が父俊平の跡を継いで霊園「丹南メモリアルパーク」の経営者(宗教法人香川大社代表役員)となって以降、日本経済はバブル崩壊の衝撃から始まった資産デフレによって景気は沈滞し、 […]